心の色は日々変化する。
今日の心は杏色(あんずいろ)#f7b977

今回は、新生活で泣いてばかりいる息子に「座長のお面を脱いでみようよ」と提案してみた話です。
~座長のお面とは?~
天堂のゲーム、ゼルダの伝説 ムジュラの仮面(2000年発売)に出てくる
泣いている顔のお面のこと。
このお面をつけると、ぼろぼろと大粒の涙がこぼれてきます。
(約25年前のゲームのもの。涙を流すお面)
我が家には今年小学校になった長男がいます。
新しい生活が始まって約1週間ですが、朝登校して泣き出すことが続いています。
泣き止んではまた、涙。
家に帰ってきては「明日学校へ行きたくない」。
夜は布団の中でしくしく泣き「明日になってほしくない」と泣く毎日。
うーん。辛いよね。
息子に泣く原因を聞くと、
「下校時刻にお母さんがお迎えに来てなかったらどうしよう。」
「そのままずっと迎えに来なくて、帰れなくなったらどうしよう。」
という不安が次々に襲ってくるらしいのです。
(なんでやねん!これまでの4年の保育園生活で
迎えに行かなくてそのまま保育園に置き去り・・・なんてこと
一度もなかったじゃないの!!)
と心で思いつつ、
「お迎えに行かないことは絶対ないから、信じてほしい」と伝えました。
それでも家で学校生活を思い出しては泣くことを繰り返す息子に
「なんて声掛けをしたらいいんだろう…。」
ということで、今長男と一緒にハマっている
任天堂ゲームゼルダの伝説 ムジュラの仮面※に出てくる
泣いているお面の力を借りることにしてみました。
※2000年発売のゲームで、私が小学生時代にドはまりしたゲームです。
現在はNintendo Switch オンライン+でプレイできるようになっています。
これについての記事もそのうち書きます。
ゲーム内では主人公であるリンクがお面をかぶると、
そのお面のキャラに変身したり、力を使えるようになるというもの。
仮面を外せば元どおりのリンクに戻ります。
「学校で、よくわからないけどとても不安になって泣いちゃう時には、自分が泣いてるなーって気づいてみよう」
といったもののピンとこない6歳息子。そりゃそうだよね。
言い直し、「学校で泣いちゃう時には、『いま座長のお面かぶってる!』って思ってみようか!悲しい気持ちなのは泣いてるお面をかぶってるせいだから、仮面をとって、ぐしゃぐしゃっと丸めて、ぽいしちゃおう!」
正直自分でも何を言っているのかわからなかったものの、息子の目がキラキラしはじめた様子。
冒頭でも触れましたが、この「座長のお面」というのはポロポロ涙を流しているお面です。お面を外せば元の顔に戻ります。
泣いているときに大好きなゲームを思い出し、私との会話を思い出し、少し楽しい気持ちになってくれるかなと期待して提案したものです。
泣いている自分を冷静に客観視する、メタ認知というものに近い効果も期待できるんじゃ…?と素人ながら思った部分もありました。
果たして効果はどのくらいあるのでしょうか…
翌日帰ってきた息子が私をみて第一声。
「座長のお面、外せたよ!!1回だけ泣いて、お面とったら平気だった!!!!!外したのはランドセルにしまってある!!!」
帰宅して、さっそく座長のお面をつけだした様子。明日が不安なんだね。
外す練習、これからも根気よく頑張っていこうね。
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